九州大学大学院 病態機能内科学(第二内科)

医局動向

第二内科の動向

 第二内科の平成30年度が始動しました。4月1日より新医局長として脇坂義信が就任しました。第二内科医局は臨床研究棟B棟改修工事のため歯学部臨床研究棟に約1年間仮住まいしていましたが、改修工事終了に伴い内・外装が一新して明るくなった臨床研究棟B棟に平成30年4月下旬に戻ってきました。第二内科は今年度も臨床・研究・教育で力強く邁進して参ります。

 人事面では最近大きな動きがありました。腎臓研究室では、研究室主任の鶴屋和彦教授(包括的腎不全治療学)が平成30年1月より奈良県立医科大学腎臓内科学の初代教授に就任され、後任の腎臓内科研究室主任として米国留学から帰国された中野敏昭助教が着任されました(1月:包括的腎不全治療学→ 4月:腎高血圧脳血管内科)。4月より鳥巣久美子助教が包括的腎不全治療学(准教授)に、臨床教育研修センターの土本晃裕助教が腎疾患治療部に異動しました。また腎疾患治療部の江里口雅裕助教が奈良県立医科大学腎臓内科学助教として転出し、そして米国留学を終え1月から採用されていました山田俊輔医員が4月より臨床助教に昇任しました。脳循環・代謝研究室では、4月より黒田淳哉助教講師が福岡東医療センター脳神経内科医長として転出され、米国留学を終えられた中村晋之助教が着任しました。消化器研究室では、平成30年4月より研究室主任の江崎幹宏講師が佐賀大学医学部附属病院光学医療診療部准教授として、森山智彦助教講師が九州大学病院国際医療部アジア遠隔医療開発センターの専任の准教授として転出され、後任の消化器研究室主任として鳥巣剛弘助教が就任しました。また5月より米国留学を終えられた梅野淳嗣助教が帰学しました。

 新入局に関して、平成30年度は第二内科として21名の新入局員を迎えることができました。今春から新専門医制度が始まり、内科系専攻医を希望する初期研修医が特に地方大学・基幹病院で少なくなってきていますが、長年にわたり脈々と受け継がれてきた“一般内科の上に専門性が存在する”、“全身を診る”といった第二内科同門の先生方ならびに医局員の日々の診療姿勢が、時代を問わず学生・若手医師にとって大きな魅力となっていることが伺えます。新たな内科専門医制度では、これまで以上に内科全般に関する知識と技能の習得が要求されることになり、“全身を診る”第二内科の重要性が今後さらに増していくと思われます。一方で福岡市近郊をはじめ地方では医師不足により地域医療の崩壊が際立っており、新専門医制度の導入により地方の医療崩壊がさらに加速する懸念があります。多くの新入局員を受け入れる第二内科では、大学や都市部の基幹病院における診療・教育・研究のみならず、地域医療に貢献できる人材の育成にも努めていきます。そのために今後も第二内科医局への勧誘努力を続けていくとともに、若い医局員による益々の医局活性化が期待されます。

 病院運営面では引き続き、腎・高血圧・脳血管・消化管・糖尿病などの分野において、光学医療診療部、腎疾患治療部、救命救急センターなどとも連携して診療と人材育成を精力的に行っています。九州大学病院における第二内科のメイン病棟である北10階病棟では、腎・高血圧・脳血管内科と消化管内科の混合病棟としての運用がなされており、学生・初期研修医・内科専攻医にとって新専門医制度に対応して疾患に偏りなく内科全般について研修できる体制が整っています。また内科専門分野の修練を行う若い医師にとっても九州大学病院や第二内科の関連施設では、専門以外の分野の知己を深めて「全身を診る」機会を提供しています。そして病診連携の必要性が高まる今日、「内科疾患カンファレンス」と題した近隣病院の医師や開業医の先生方との病診連携勉強会を開始しています。学外より著明な講師の先生を招聘して特別講演を行っていただき、最新の情報を共有し連携体制を整えることで診療の円滑化を図ることを目指しています。

 研究面においても引き続き、大学院生の基礎医学系教室への派遣を積極的に行い(平成30年度は大学院生31名中8名が基礎系の教室に派遣)、教室内においても、基礎研究の拡充と、臨床研究においては疾患コホート研究の推進を目標としています。医局全体のリサーチ・ミーティングでは、大学院生が自らの研究を発表し、研究室の枠を超えて毎回活発な議論が行われ、切磋琢磨しあう場となっています。基礎研究から得られた成果をもとに、疾患の診断、治療、予防法を開発し臨床応用へとつなげる「bench-to-bedside」、コホート研究で得られた成果をもとに、病態解明のための基礎研究を行う「bedside-to-bench」という基礎研究と臨床研究の双方向性のトランスレーショナルリサーチを構築して医療ならびに医学の発展に寄与したいと考えています。平成30年4月の時点で6名の医局員が海外に留学して研鑽に励んでおります。

 同門会関係では、毎年11月23日(勤労感謝の日)に第二内科同門会総会が開催され、大勢の同門の先生方にご参加いただいています。興味深いご講演をいただき、また、過去1年間に発表された優れた研究論文に対し、尾前賞、同門会特別賞、同門会奨励賞が贈呈されます。また、毎年4月には同門会主催の新入医局員歓迎会が催され、新入局員にとっては、第二内科同門の一員としての志を新たにする機会となっています。

 北園孝成教授のご指導のもと、今後も「臨床の二内科」の伝統を守りつつ、最先端の基礎研究などの分野もさらに発展させるべく、医局員一同は一層の飛躍を目指して頑張っていく所存です。今後とも更なるお引き立てを賜りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

(文責 平成30年度医局長 脇坂義信)

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