脳卒中の患者数はまだまだ増えていくと強く予想されています。脳卒中の診療を専門としていなくても、日直や当直を担当している際に、脳卒中の発症が疑われる患者さんの初期対応を行わなければならない場面に遭遇することもあるかと思います。病歴聴取・全身診察・神経学的診察が重要ですが、頭部CT・頭部MRI・頭頸部MRA・神経超音波などの画像所見が診断や治療方針を決めていく際に重要な情報となります。その際にearly CT findingsなど細かな所見を知っているか、知っていないかで、見逃しを避けることができます。

そこで、今回、研修医向けのミニレクチャーの第2回目として「脳卒中の画像のみかた」をテーマに2内科脳循環代謝研究室（腎・高血圧・脳血管内科）の清原卓也先生にお話していただきます。画像所見からどのような病態であるのか、どのような病変が隠れている可能性が高いのか、診断や治療方針を決めていくためにどのような追加検査が必要となるのか、などを推測する醍醐味をもお知りになっていただけたらと思います。

また、現在受け持っている患者さんでどのように対応してよいのか困っている症例がおられましたら、「画像のみかた」以外にも気軽に相談に乗りますので、ぜひご参加ください。