脳梗塞の超急性期の治療はこの数年で劇的に変わってきています。
rtPA血栓溶解療法に続いて、機械的血栓除去術の有効性が大規模臨床試験で示されてから、
脳梗塞の超急性期に的確に短時間で診断して、短時間で治療方針を決めていく必要性がますます高まってきています。
超急性期治療の適応例では、2〜3分に1%ずつ自立歩行して退院する可能性が低下しますので、可及的速やかな対応が求められます。
そこで、今回、研修医向けのミニレクチャーの第3回目として、「脳梗塞の超急性期治療の実践」をテーマに、2内科脳循環代謝研究室(腎・高血圧・脳血管内科)の水戸大樹先生にお話していただきます。救急外来を受診した患者さんに対して、どのように診察や検査を行い、どう判断して、どのような治療方針をたてるのか、知っていただけたらと思います。
また、現在受け持っている患者さんでどのように対応して良いのか困っている患者さんがおられましたら、「脳梗塞の超急性期治療」以外にも気軽に相談にのりますので、ぜひご参加ください。