九州大学大学院 病態機能内科学(第二内科)消化器研究室

現役医局員の声 VOICE

柿添 梢

2012年(平成24年)卒 光学医療診療部・医員

 私は入局後、市中病院や大学病院で勤務をした後、卒後5年目(入局3年目)から約2年間は産休・育休を取得し、7年目の2019年より九州大学病院光学医療診療部の医員として勤務しております。
 研修医の時に触れた内視鏡検査がとても楽しく、診断から治療、その後のフォローを行えることに魅力を感じ消化器内科に進むことを決めました。出身大学は違いましたが、長い歴史があり、たくさんの先輩方から診断学や治療についてご指導いただけること、大学病院はもちろん、どの関連病院でも充実した診療・勉強ができることから当研究室に入局しました。
出産してからはそれまでと働き方がかなり変化し、時には皆さんにフォローして頂くこともありますが、無理なく楽しく仕事ができ、家庭と両立する非常に充実した日々を過ごしております。
 大学病院では稀な疾患や新しい治療法、他の先生方の内視鏡治療困難症例の対処法等、様々な症例を勉強でき、大学院の先生方やスタッフの先生方の研究内容・所見会もオンラインで参加することができ、今後の診療に非常に役立つ経験をさせて頂いています。また、内視鏡治療や論文執筆の機会も頂き、とても勉強になっています。
 男女関係なく、家庭と仕事の両立に不安とお考えの先生方もいらっしゃると思いますが、当研究室は一人ひとりの状況に細やかな配慮があり、同僚の温かいサポートもあり、無理なく仕事ができると思います。消化器内科に興味のある先生方と一緒に働ける日を楽しみにしています。

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佐藤 大晃

2018年(平成30年)卒 製鉄記念八幡病院

 私は学生のころに内視鏡検査や治療に興味を持ちました。学生実習等で消化器研究室の先生方にお世話になり、当時はっきりと志望先を決めていなかったにもかかわらず、お忙しい中丁寧なご指導やご相談等にのっていただく機会がありました。頼もしい先生方が多く、このような先生方と一緒に働かせていただきたいと思うようになりました。
 卒業後研修1年目は関連病院の山口赤十字病院で、消化管出血や悪性腫瘍等の消化器内科の一般臨床に触れてより一層興味をもち、2年目の九州大学病院での研修時は、4月から第二内科で研修し、改めて当研究室の先生方がもつ臨床や研究への熱い姿勢に触れて、そのまま入局を決断しました。
 入局後医師3年目は浜の町病院で消化器内科レジデントとして勤務し、消化管出血や腸閉塞、悪性腫瘍などのcommon diseaseの治療に携わりました。4年目は九州大学病院の病棟医員として勤務し、大学特有の難治性の炎症性腸疾患(IBD)の症例や消化管悪性リンパ腫、消化管ポリポーシスなど希少疾患の治療に携わりつつ、内視鏡治療について経験を積ませていただきました。
 消化器領域は内視鏡治療やIBDなど専門性が高い領域であるとともに、腹痛等多くの方が訴える症状にもたずさわり内科医としての視点も求められる領域です。今後も内視鏡の正確な診断、治療を行いつつ、患者様のQOL改善に少しでも多く力になれるよう、日々努力を重ねたいと思います。消化器領域に興味がある先生方と一緒に働ける日を楽しみにしています。

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平野 敦士

2003年(平成15年)卒 平野医院院長

 私は平成15年に旧研修制度の時代に第二内科に入局し、その後消化器研究室に配属され関連病院での勤務、大学院での研究、大学病院での勤務などを経て、令和2年に実家のクリニックを継承しています。
 学生時代の私の目標は一流の臨床医になることでした。先輩から、「そのゴールへの一番の近道は第二内科に入局することだ」と言われたのを素直に信じて入局を決めましたが、入局後約20年経過して本当にその通りだったなと実感しています。
 当消化器研究室を含め、第二内科は伝統的にみんなが臨床を頑張ろうと同じ方向を向いている科です。実際に入局して働いてみるとこれは非常に心地よいことで、臨床で辛い状況に陥った時にも孤立することなく、周囲に支えられて成長していくことができました。また、第二内科は全国的にも著名な先生を多数輩出しており、その先生方に直接ご指導頂けたこと、個人的にも親しくして頂けたことは何事にも代えられない貴重な経験となりました。
 入局時には研究にはまったく興味がなかったのですが、尊敬する臨床医の先生方を見ていると、皆さん何らかの研究歴があることに気が付きました。一流の臨床医になるためには、一症例ずつ病態から深く考察する科学的思考力を身に着ける必要があると思い、私も大学院で学位を取得しました。研究を通じて、いままでよりもはるかに視野が広がり、病態の分子生物的機序や論文の科学的妥当性などがよく理解できるようになりました。第二内科には大学院だけでなく、様々な形で研究に触れることができる環境が整っており、是非活用して頂きたいと思います。
 現在開業医として働いていますが、内視鏡等の消化器診療で高度の専門性を発揮できているのに加え、第二内科で身に着けた脳循環・腎臓・高血圧・糖尿病・内分泌等の知識が大変役にたっています。また、福岡市内の主要病院には同門の先生が多数いらっしゃるので、連携もスムーズで第二内科の医局員で本当によかったと思っています。第二内科の医局員は人柄が良い人が多いのも特徴で (大所帯なので中には変わった人もいますが…)、入局されたら楽しく成長していけるのではないかと思います。皆さんが私たちの仲間に加わってくださることを楽しみにしています。

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