スタッフ紹介を更新しました

2020年度の大学スタッフ紹介を更新しました

新病棟医員として2020年4月から芝原友也先生(H23卒)、田川直樹先生(H24卒)、安部大介先生(H28卒)が赴任しています。

また研究室秘書として中村幸未さんの後任に平野圭子さんに2020年1月から来ていただいています。

オンラインでの脳循環代謝研究室入研 (& 2内科入局) 説明会開始 随時募集

COVID-19の影響で、毎年開催していました九大2内科脳循環代謝研究室入研説明会の開催が難しい状況です。そこでオンラインによる脳循環代謝研究室の説明会を開催いたします。

■対象

・九州大学病態機能内科学(旧2内科)脳循環代謝研究室への入研(2内科入局も兼ねます)を考えている医師または医学生

・脳卒中医療に興味のある医師または医学生

■開催日時

・随時募集を行い、その後日程調整いたします。

■参加方法

・参加希望者は、九大2内科脳循環代謝研究室HPの「見学申し込み・お問い合わせ」からの申し込みをお願いします。

・メッセージ欄に、現在の所属、医師経験年数(医学生は学年)を記載してください。また特に知りたいことなどございましたらご記入をお願いします。

・申し込み内容の確認が取れ次第、こちらから参加方法の詳細をご連絡いたします。

■開催概要

・スライドを用いたWeb会議による説明会

・スライドを使用した説明を30分程度、その後に質疑応答を行います。

■準備物

・PC、またはスマートフォン、またはタブレット

 

由比智裕先生(H17)の学位予備審査が開催されました。

本日、由比智裕先生(H17)の学位予備審査が無事終了いたしました。

久山町の地域高齢一般住民における微小脳出血の有病率と危険因子について、頭部MRIと久山町研究データを用いて解析し、①日本人高齢住民のおよそ5人に1人が微小脳出血を有しており、微小脳出血があると症候性脳卒中の既往や認知症を有するリスクが有意に高いことを、②深部/テント下型微小脳出血と脳葉型微小脳出血は危険因子が異なっており、病理学的背景の相違を反映している思われること、を発表致しました。

Prevalence of and risk factors for cerebral micro bleeds in a general Japanese elderly community: the Hisayama Study

Neurology Clinical Practice 2018;8:223-231

 

主査:鴨打正浩 教授(医療経営・管理学)

副査:馬場園明 教授(医療経営・管理学)

副査:池田典昭 教授(法医学)

芝原友也先生(H23)の学位予備審査が開催されました。

昨日、芝原友也先生(H23)の学位予備審査が無事終了いたしました。

マウス脳梗塞モデルを用いて、PDGFRβを介した血管周皮細胞(ペリサイト)による組織修復が、急性期脳梗塞後の梗塞周囲のアストログリオーシス、オリゴデンドロサイト前駆細胞の分化を促進させて、再髄鞘化をうながすことで機能回復にいたる内容を発表いたしました。

Pericyte-mediated tissue repair through PDGFRβ promotes peri-infarct astrogliosis, okigodendrogenesis, and functional recovery after acute ischemic stroke

現在、脳梗塞後に間葉系幹細胞を移植して脳梗塞後の転帰改善を目指す治療が模索されていますが、ペリサイトは間葉系由来の細胞であることから、間葉系幹細胞による神経機能改善効果のメカニズムの一旦を担っている可能性も考えられます。脳梗塞後の内因性の組織修復機構を解明することで将来的に脳梗塞後の機能改善を改善させることができる薬剤の開発につながれば、と期待したい研究内容です。

 

主査:神野尚三 教授(神経解剖学)

副査:岩城徹 教授(神経病理学)

副査:須藤信行 教授(心身医学)